スピーチ法とは、自分が先生になりきり言葉で説明しながら覚える暗記方法です。スピーチ法により覚えた知識を言葉で説明できるようになると、以下2つの利点があります。
つまり、完璧に理解でき、完璧に記憶できるというまさに最強の状態にもっていくことができるのです。
スピーチ法は、教科書や参考書を見ずに、覚えたことを自分の言葉で説明していきます。
シンプルですが、初めは難しいのでほとんど説明できないでしょう。そのときは説明できることだけを説明し、わからない場合は教科書や参考書で確認後、再びスピーチします。
この工程を積み重ねることで、確実に長期記憶として知識が定着していきます。さらに理解も深まり、自分の言葉で自由自在に説明できるようになります。
ここまでくれば、あたかも教科書や参考書を丸ごと暗記してしまったかのような充実した感覚を得られるようになります。
スピーチ法のコツは、初めから完璧を求めないことです。
最初のうちはおおまかな説明でまったく問題ありません。その後徐々に説明できる範囲を広く、そして細かくしていけば良いのです。これが最も無理なく効率的なやり方なのです。
余力があれば、実際に人に説明してみましょう。友人や家族、誰でも構いません。実際に誰かにスピーチすることで、その体験はエピソード記憶となり、より強く脳に定着します。
学校や塾の先生がいつも生徒に流れるように説明できるのは、授業でスピーチを何度も繰り返したことで記憶が自然と脳に定着した結果なのです。
覚えたことを自分の言葉で説明してみるスピーチ法を繰り返せば、暗記したことを確実に長期記憶として定着させることができます。