覚える対象に出来る限り意識を向ける方法として、書きなぐり暗記法があります。
書きなぐり暗記法とは、その名のとおり覚えたい言葉をとにかく紙に書いて記憶する方法です。紙に書くことで、覚える対象に自動的に意識を向けることができます。
ほとんどの方は何かを覚えるとき、目で(視覚のみに頼って)記憶しようとします。しかしそれだけでは覚える対象に十分な意識が向けられていないため、短期記憶としては不十分です。
以下、書きなぐり暗記法を実践するための3つのコツを紹介します。
書けば良いからとはいえ、授業で黒板を写すかのような丸写し作業にならないよう注意してください。あなたの目的は文字を書くことではありません。暗記するために書いていることを忘れないでください。
なんでもかんでも書けば良いというわけではありません。教科書や参考書の文章をすべて書いていたら、いくら時間があっても足りませんし、効率が非常に悪いです。
書くべきことは重要な語句やキーワードに絞ってください。例えば歴史なら重要人物や事件の名称など、英単語ならそのスペルと意味です。
文章を覚えたい場合はその文章の中からキーワードのみを抽出し、それを書いてください。
綺麗に書いてもただの時間のロス、自己満足なだけです。何度も言いますが、あなたの目的は「暗記する」こと。本来の目的から反れないよう注意してください。
【私の体験談】漢字、英単語の小テストは満点
私は学生時代、漢字や英単語の小テストはこの書きなぐり法を活用していました。書きながら覚え、その後確認テストをする。単純な暗記方法ですが、これだけでも毎回満点ばかり取ることができていました。
書きながら覚えるのはめんどくさく感じるかもしれませんが、書かないで覚えるほうが実はもっとめんどくさいことになるのです。